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技が光る…
本日の逸品


 

沖縄に暮らす作り手が、
ひとつひとつ丁寧に作った手仕事のモノ。
数ある魅力的な手仕事のモノの中から、
一つ選び、その一品の魅力を語ります。

題して「本日の逸品」
使えば使う程、魅力が増し、
日々の暮らしを豊かにしてくれるかもしれません。


 

6 / 7 . 2015

その輝きの虜になる!
光を彩るグラス

 

深い青の彩りが
美しいグラス

 

静かな海に潜って行くシーンのように、深い青のグラデーションの彩りが美しい、Glass studio尋・屋我平尋さんが作る琉球ガラスのグラス。
自身で配合したオリジナルカラーの「かち返し色」は、他の琉球ガラスでは見る事のない、深く味わいある彩りをしています。

しっくりと手になじむカタチと手触りをしているので、晩酌の時には欠かせないグラスとなりそう。
見れば見るほど、使えば使うほどに、その美しさの虜になってしまいそうな、魅力的なグラスなんです。

 

 

気持ちを変える、使いたくなる美しさ

この手にしっくりなじむロックグラス。
Glass studio尋でかつて人気を博したグラスの復刻版だそう。その名も「Hiro ロックグラス」
手に取ると驚くほど軽く、普段使いにも重宝しそうな逸品です。

そして、一目見て心奪われるほどの美しい彩りと輝きもGlass studio尋ならではのもの。
ロックグラスなのでお酒を飲むシチュエーションで多く使われるのですが、お酒をあまり飲まないという方が、このグラスを見て「これなら、お酒を美味しく飲む事ができそう!このグラスでお酒を飲んでみたいわ。」
と言って、購入したほど。
普段の気持ちを少し変えてくれる存在感をしたグラスのようです。

 

 

 

ガラスへの情熱を
カタチに、色に

 

日々、研究をかさね、ガラスを観察し、新しい挑戦を続けているガラス作家・屋我平尋さん。
そんな中で、原点に立ち返り改めて作ったグラスは、やはり美しく、使いやすい日常使いの逸品です。

今も昔も冷める事のない、ガラスを通した時の輝きや彩りに対する情熱がカタチになった屋我さんの作品たち。
多くの人が手に取り、美しさに感動している姿を見ていると、屋我さんのガラスへの情熱が、そして想いがしっかりと伝わっているんだなぁと嬉しくなってきます。

これからも、もっと多くの方にこの美しさを味わって欲しいと思うこの頃です。

 

Glass studio 尋 / 屋我 平尋
Hiro ロックグラス(かち返し色)


3 / 15 . 2015

日々の暮らしをより豊かに…
渋い風合いのやちむん

 

個性的な佇まいをした
伝統の酒器

 

個性的な模様を彩る、落ち着いた色合い。
全体的にどこかモダンな雰囲気を漂わせた、金城彩子さんの酒器「角瓶」

バリエーションある沖縄の酒器としてはカラカラより少しなじみの薄い角瓶ですが、佇まいや品の良さなど存在感はバツグン!

お酒をいただく時だけでなく、お花をあしらって花器のように使ってもステキ。
お部屋を上品な雰囲気にしてくれる酒器なんです。

 

 

ひとつとして同じ模様はない手仕事のあと

沖縄の土を使い、研究を重ねて作り上げた独特の風合いの釉薬の色合いが美しい酒器。
木の年輪のような線彫り模様はひとつひとつ丁寧に彫り上げた、同じ模様は2つとない手仕事の逸品です。

線彫り模様はできるだけ毎回違う図柄にしているという作家の金城さん。セットでついている小さなおちょこ「ちぶぐゎ」も焼き目が一つ一つ違う一品もの。
「手にする人、その人だけの一品ものにしたいから」
という想いのこもった酒器は、どれもステキなモノばかり!
迷いながらも選んだ一品はまさに自分だけのモノ。使うたびに愛おしさが増していきそうです。

 

 

 

 

新しい感性で作りだす
伝統のカタチ

 

学生の頃に沖縄の伝統的な酒器に出逢い、すっかり酒器にはまってしまったという作家の金城彩子さん。

伝統のカタチの物を自分らしい感性で表現しながら、こつこつと作り続けた酒器は、若手の作家ではなかなか見ないほど美しく渋い趣きがあります。

伝統のカタチからは、沖縄らしいおおらかな気配を。
力強く彫り込まれた模様からは、若々しさを。

どこか新しい風合いの「やちむん」を作り出す金城さんの作品から、これからも目が離せません!


金城彩子
角瓶セット (小/焦茶)


艶やかな漆の朱が演出する
華やかな食卓











 

目にも鮮やかな漆の朱の色。
縁起物でもあるボタンを華麗にあしらった漆のお皿です。
その文様と彩りはじっくりといつまでも眺めていたくなるほどの美しさ。いざ使ってみても食材を美しく美味しく見せてくれる不思議な魅力を持っています。

独特の存在感をもつお皿は食卓に品のよい華やかさを漂わせてくれるんです。

 

 

 

木地の模様も美しく見える漆の技

色漆を一度塗っては拭いて、また色を重ねる…。
何度も漆を重ねて不思議な透明感のある朱の色に仕上がった一枚のお皿。
くすみのない、目にも鮮やかな彩りは謝敷さんならではの素晴らしい技。

素地には琉球松を使っていてそのうっすらと見える木目も美しく、今までの漆のお皿とはひと味違う味わいをかもし出しています。

そして地の朱色と同じくらい何度も塗り重ねて描かれたボタン文様が、このお皿の美しさを引き立たせる一番のポイント。同系色で描かれた文様は、目立ちすぎず、程よい存在感でお皿に花を添えているんです。

 

 

使ってこそ輝く工芸品

 

この彩り鮮やかな美しいお皿を作ったのは漆芸家 謝敷真起子さん。
定番の琉球漆器とはひと味違う、ちょっぴりカジュアルな風合いの漆の器を作っています。

特別な日に使うモノというイメージがあった漆の器を普段使いで気兼ねなしに使ってほしいという想いを込めてモノづくりをしている謝敷さん。
その想いがこもった作品たちは、実際に手に取ると大きさも重さも程よく使いやすい!鮮やかすぎるような色合いも、いざ食卓に並べると料理やお菓子を引き立たせ、まわりと調和するから不思議です。

 

 

使ってこそ輝く工芸品。普段から使ってほしいと願いカタチ作る。
手に取れば作り手の込めた想いが伝わってくる、そんな気がする逸品です。


謝敷真起子
ボタン文皿(大)